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楽しみな30代

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前回は普通に記事を投稿しましたが、前々回の投稿からだいぶ間が空いてしまっていました。その間、何をしていたのか?と思い返すと、ただ働いて、食べて、寝て、、あとは「読む」専門になってました。
読むのは単純に好きですし、何のリスクも責任も負わなくて良くて楽でした。一応、こんなブログでも誤字脱字が無いか、誰かを傷つける表現になっていないかはチェックしているつもりですし、起こったことを話すだけでも文章をどう順序立てて書くか、なかなか神経をつかいます。

読む時期、吸収する時期ももちろんあると思いますが、私にとってはけっこう苦しいです。書きたいのに書けないとき、もやもやした霧が体内に溜まっていくような気がして...。書くのは自分のためのセラピーなんだと思います。

絵を描くこと、文章を書くことは小さい頃から好きでした。そして最近は、そんな人達を応援したいという新たな気持ちも湧いてきました。表現したい人達を現実の世界で応援したい。

実は、スペイン語学校の同級生でとても素敵な絵を描くウクライナ人の女の子がいて、私は彼女の活動を応援したいと考えています。本人の了承も得ないうちに、彼女の作品(まだ無い^^;)の販売サイトを探したり、ポストカードのデザインを考えたり、まだ全部頭の中の構想(妄想?)段階です。でも、とっても楽しいのです。

そして、私にはこれが必要だったんだ、と気づきました。働いてお給料をいただいて、優しい旦那さんがいて、それだけで十分幸せなはずなのに、どうしても私にはこういった活動が必要なのです。誰に頼まれたわけでもないし、お金にもならないかもしれないのに、どうしてもこれがとても大切なのです。

これってなんでしょうか?「やりがい」?「存在理由」でしょうか?

なんとなく、年を重ねるにつれ、いろいろな物を見て経験値を上げるにつれ、自分の性質と人生との折り合いがついていくような気がしているのです。現に、10代の頃よりは20代、20代前半よりは後半が断然楽なので。
そんな意味も込めて、誕生日もとうに過ぎてしまいましたが、来年の節目を楽しみに締めくくることとします。



# by nanacoloca | 2017-01-09 07:10

再びアイルランドへ行った話

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アイルランドへ行きたいと思ってから幾星霜。。

とは少し大げさですが、今回3年振りにアイルランドを訪れ、語学学校の先生方には約5年振りにお会いしました。
不思議なもので、前々から計画していたわけでもないのに、行けるときはすっと条件が揃って、なんの困難も無く行けちゃうのです。
「アイルランドが呼んでいる」(笑)といつも幸せな思い込みをして出発します。

今回は急に休暇が取れるとわかって12月に5日間、ぽっかりと休みが出来たのでした。日本が恋しいことは事実だけれど、5日間じゃ足りないな~、と思い、次候補に挙がったのがもちろんアイルランドでした。早速格安航空券の予約(バルセロナってアイルランドに近いなあと感動!)、宿の予約を済ませ、友人および関係者に連絡。

連絡がスムーズにいかないこともありましたが、結局はみんなが私の宿のすぐ近くまで集まってくれて、「第二の故郷」という気持ちが改めて湧いてきました。「変わらないね」「変わらないね」とやり取りをして、語学学校のディレクターには進路相談もさせてもらって、なんとなく基盤を確認できたというか方向性がはっきりして、スッキリして帰ってきました。

ドイツ人である語学学校のディレクター、フランス人である語学学校の先生と外国人として異国で生活することについて話が盛り上がったのが印象的でした。普段は忘れているけど自分もスペインの外国人です。

バルセロナはスペインの地方都市と比べて「スペインぼさ」は少ないのかもしれないけど、それでもラテン系の人達に揉まれて生活していると、改めてアイルランド人って当たりが柔らかくて静かだな(^^)と思ったりもしました。

不慣れなスペイン生活で少々お疲れ気味だった私には、アイルランドの人達の静かな親切心が沁みました。
アイルランドへは旅行者として訪れていて、仕事や生活をしているわけではないので、そういった立場の違いもあるのかもしれません。

到着してまず感動したのは、チェックインするB&Bが呼び鈴を押しても反応が無く、仕方なく近くのレストランで昼食を取ることにして、レストランの給仕の人にB&Bは一般的に何時頃チェックイン出来るのか質問したところ、「おーい!誰か、B&Bは何時頃開くのか知ってる人はいる?」と周囲全員に聞いてくれて、さらにB&Bに電話までさせてくれました。

B&Bのオーナーさんも世話好きな良い人で、部屋で小さいヒーターをつけて使用していたら黙って大きなオイルヒーターを追加してくれたり、朝食にベジタリアンのメニューを調理してくれたりしました。

タクシーの運転手さんもバルセロナから来たというとスペインへ旅行した時の事を嬉しそうに話してきたり、話が盛り上がるとおまけしてくれたり。天気の良く物価が安いスペインは、アイルランドの人にとって理想的な旅行先なんですね。

ずっと訪れたかったPaul Maloneyの工房へも6年振りの再訪を果たせました。一度目は語学学校の遠足で訪れて、マグカップを購入したのですがその後ヒビが入ってしまい、金継ぎもけっこう値が張る上に元通りにはならないし...などと調べては憂鬱になっていました。
こちらのocean rangeのシリーズが素敵で、深い青の色はいつまで見ても見飽きることがありません。今回新たにマグカップとシュガーポットをお迎えしました。016.gif
Paulご本人と奥様にもお会いする光栄に恵まれ、再訪の誓いとともに固い握手をしてお別れしました(笑)

Dublin-Wexford間をバスでなく列車で移動したり、私にとってこだわりの詰まった今回の旅行でした。
経済的なゆとりが少し増え、その分自由度が増したのが嬉しかったです。貧しさは敵ではないけれど、「ここは安いバスでしか行けない」と思うより、バスでも列車でもタクシーでも行ける、と思う心のゆとりもやはり大事です。
貧乏旅行も制限の中の自由の追求、という愉しさがありますが...。








# by nanacoloca | 2017-01-09 06:24 | アイルランド

仕事があるって幸せ

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朝起きて、ふと思いました。
仕事があるって幸せなことだなあと。
仕事をすれば、人の役に立つことが出来るから。

中学時代に触れたタゴールの詩の意味が当時は分からなかったのですが、
最近になって腑に落ちるようになりました。

私は眠り夢見る
生きることがよろこびだったらと
私は目覚め気づく
生きることは義務だと
私は働く
すると、ごらん
義務はよろこびだった
# by nanacoloca | 2016-09-23 17:43 | 仕事

長かった...

前記事にも書いていましたが、面接回数計5回、期間にして1ヵ月以上に及ぶある企業の選考がやっと終わりました。
最後の方の面接では集中力が切れそうになり大変でしたが、有難いことに採用が決まりほっとしているところです。

スペインへ来てから約半年、ずっと仕事探しをしていましたが、スペイン語能力が欠けていることもあり難航。
興味のある企業に履歴書を送っても返事は来ないし、初めに受けたスペイン企業では面接に行く手前の試験で落とされてしまって、それからはスペイン語を集中して勉強するしか無いと半ば諦めていました。

そこへ突然、LinkedInで私のプロフィールを見た人材紹介会社の人事の方が連絡をくれて、現在の企業とご縁を頂きました。
念願だった国際企業での就職が決まり、とても嬉しいです。:)
社内公用語は英語なので、スペイン語からは結局逃げる形になってしまいましたが...。
仕事が始まれば勉強をするエネルギーが取られてしまうことは目に見えているので、勤務開始までの2週間、じっくりスペイン語と向き合いたいと思います。

もう半年もお休みを頂いたので、遊びたい欲求は無いです。
東京で働いていた時は休みのことばかり考えていましたが、期限の無い休みの中にいるとひたすら罪悪感がわいて来るし、社会に必要とされていないんじゃないか、といったマイナスな考えも出てきて寂しくて、自分にとっていかに仕事が大事か分かりました。
定年退職した方の気持ちが少し分かるようになったかも。。
専業主婦で輝いている方もいるし、本当に人それぞれですよね。

最後に、今日コーヒーだけ飲みに訪れたパラウ音楽堂の写真を。
就職活動の疲れが一気に癒されました。
割高だけど、この雰囲気でコーヒーが飲めるなんて贅沢です。
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# by nanacoloca | 2016-09-17 21:56 | 仕事

泥臭く努力することでしか、自信が持てない

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ネガティブなタイトルかもしれませんが、自分としてはポジティブなつもり。

実はスペインでの就職活動をぼちぼち始めていて、現在ある一社の第3次面接まで進んだところです。(最終的には第5次面接まで)
きっかけは、人材会社の採用担当者がLinkedInの私のプロフィールに興味を持ってくれて、有難いことに向こうから連絡をくれたことです。

ここまで思いのほかスムーズに進んで来れたのですが、昔から話すことよりも書くことが好きで、面接、自己PRに対してはずっと苦手意識がありました。
学生時代の就職活動には良い思い出がゼロだし、転職時も最も大変に感じていたのが面接。
面接アレルギー?で目や口の端が痙攣した記憶しかありません(笑)

スペインに到着してから5ヵ月の間、経験を活かしこのまま在宅翻訳者を目指すか、外で働きたいのか自分の心に問いかけて来ました。
結果、やはり人と関わりながら、言語(英語、日本語)を使って外で働きたいという思いが強くなり、スペイン語力はまだ追いついていないものの就職活動を始めることに。

数は多くありませんが、英語が公用語の国際企業で、日本語を使用するポジションを探しています。
その為に、苦手としていた面接に人生で一番、正面から向き合っています。
そうすると意外な発見もあり、このプロセスだけでも身になっていると思います。

今日の練習相手はToad(ガマ君)。ふざけてるわけではありませんよ...
明日はパートナーが休みなので、練習相手に付き合ってもらいます。
# by nanacoloca | 2016-09-02 19:25 | 日記