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再びアイルランドへ行った話

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アイルランドへ行きたいと思ってから幾星霜。。

とは少し大げさですが、今回3年振りにアイルランドを訪れ、語学学校の先生方には約5年振りにお会いしました。
不思議なもので、前々から計画していたわけでもないのに、行けるときはすっと条件が揃って、なんの困難も無く行けちゃうのです。
「アイルランドが呼んでいる」(笑)といつも幸せな思い込みをして出発します。

今回は急に休暇が取れるとわかって12月に5日間、ぽっかりと休みが出来たのでした。日本が恋しいことは事実だけれど、5日間じゃ足りないな~、と思い、次候補に挙がったのがもちろんアイルランドでした。早速格安航空券の予約(バルセロナってアイルランドに近いなあと感動!)、宿の予約を済ませ、友人および関係者に連絡。

連絡がスムーズにいかないこともありましたが、結局はみんなが私の宿のすぐ近くまで集まってくれて、「第二の故郷」という気持ちが改めて湧いてきました。「変わらないね」「変わらないね」とやり取りをして、語学学校のディレクターには進路相談もさせてもらって、なんとなく基盤を確認できたというか方向性がはっきりして、スッキリして帰ってきました。

ドイツ人である語学学校のディレクター、フランス人である語学学校の先生と外国人として異国で生活することについて話が盛り上がったのが印象的でした。普段は忘れているけど自分もスペインの外国人です。

バルセロナはスペインの地方都市と比べて「スペインぼさ」は少ないのかもしれないけど、それでもラテン系の人達に揉まれて生活していると、改めてアイルランド人って当たりが柔らかくて静かだな(^^)と思ったりもしました。

不慣れなスペイン生活で少々お疲れ気味だった私には、アイルランドの人達の静かな親切心が沁みました。
アイルランドへは旅行者として訪れていて、仕事や生活をしているわけではないので、そういった立場の違いもあるのかもしれません。

到着してまず感動したのは、チェックインするB&Bが呼び鈴を押しても反応が無く、仕方なく近くのレストランで昼食を取ることにして、レストランの給仕の人にB&Bは一般的に何時頃チェックイン出来るのか質問したところ、「おーい!誰か、B&Bは何時頃開くのか知ってる人はいる?」と周囲全員に聞いてくれて、さらにB&Bに電話までさせてくれました。

B&Bのオーナーさんも世話好きな良い人で、部屋で小さいヒーターをつけて使用していたら黙って大きなオイルヒーターを追加してくれたり、朝食にベジタリアンのメニューを調理してくれたりしました。

タクシーの運転手さんもバルセロナから来たというとスペインへ旅行した時の事を嬉しそうに話してきたり、話が盛り上がるとおまけしてくれたり。天気の良く物価が安いスペインは、アイルランドの人にとって理想的な旅行先なんですね。

ずっと訪れたかったPaul Maloneyの工房へも6年振りの再訪を果たせました。一度目は語学学校の遠足で訪れて、マグカップを購入したのですがその後ヒビが入ってしまい、金継ぎもけっこう値が張る上に元通りにはならないし...などと調べては憂鬱になっていました。
こちらのocean rangeのシリーズが素敵で、深い青の色はいつまで見ても見飽きることがありません。今回新たにマグカップとシュガーポットをお迎えしました。016.gif
Paulご本人と奥様にもお会いする光栄に恵まれ、再訪の誓いとともに固い握手をしてお別れしました(笑)

Dublin-Wexford間をバスでなく列車で移動したり、私にとってこだわりの詰まった今回の旅行でした。
経済的なゆとりが少し増え、その分自由度が増したのが嬉しかったです。貧しさは敵ではないけれど、「ここは安いバスでしか行けない」と思うより、バスでも列車でもタクシーでも行ける、と思う心のゆとりもやはり大事です。
貧乏旅行も制限の中の自由の追求、という愉しさがありますが...。








by nanacoloca | 2017-01-09 06:24 | アイルランド
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